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2007年5月31日(木)
車検第二弾! 今日は休みのハズ、、、

今日は定休日ですが仕事しています。
早めに納車したい車両が有りますので
進めるために出てきました。
で、今日記かいてます。

5月はほんとに忙しくてなかなか
書き込めなかったんですが、来月は
週2ぐらいで書きたいですね。
実際書きたいことはいっぱいあるので。

今週水曜日も車検に行ってきました。
預かり車両をとにかく出さないと
次のお客様の車両が入れられません。

いろいろあったXLも何とか納車できて
一安心です。
作業を進めるたびに悪いところが出てきて
しまうのでお客様には申し訳ないことばかり
でした。

この金額で何とか終わりそうです!
とお伝えしたにもかかわらずまた不具合の報告を
してご予算の相談となってしまうことが何度もありました。

やはり思い入れのある車両のようで最終的には
ほぼこちらからの申し出を了承していただけて
非常に良い仕上がりでお渡しできたと思います。

作業している側としては追加の作業が出てしまうのは
非常に心苦しいものでそれはお客さんの負担を考えると
当然なんですが自分の至らなさを感じてしまうのもあります。

できるだけ当初の見積もりで修理をお出しできるように
がんばりたいと思います。

車検の話が飛んでしまいましたが、今度は平塚の
湘南陸事に行ってきました。
場所を変えたのは特に意味はなく、ただ予約が
取れなかっただけです。

先日の騒音規制の件もありますので、こちらでも
やっているのかの確認もできるし、パーツの
引き取りもできるので一石二鳥です。

結果、、、やってました。見事に準備万端で
検査官はチェック棒と検査マイクをしっかり持ってました。

どこでも一緒なんだと確認できたので腹をくくって
これからは車検に望みます。

マフラーは一番最初に変えるカスタムパーツの
一つですから、これからも問題は出てくると
思いますので、自分流の対策を考えていこうと
思います。

お客さんに負担をかけない為にもノーマルに戻すのは
これからも最終手段にしたいですね!


スクーターの修理依頼のお客様をお待たせしているので
早くスペースを空けないとなー。

お待ちのお客様もうしばらくお待ちくださいね!
必ず連絡しますので。

それでは。

2007年5月28日(月)
車検場にていろいろ

先日25(金)に横浜陸事に行ってきました。
車検車が増えてしまったのでスケジュール
はきつかったのですが、午前中の1ラウンドに
行ってきました。

横浜であれば特に問題なく通るだろう状態の
車両だったので普段と同じ対策を施して
ラインへ向かいました。

対策とはマフラーの音量低減と、ライトバルブの色
リフレクターの装備、タイヤの溝やチェーンのたるみなど
ライン前の点検で問題にされる部分の対策です。

特に騒音に関してはちょっと前の車両ならライン前に
測られることはまずないので、アイドリングであまり
うるさくないレベルにしておけば大丈夫でした。

、が今回はいきなり測定器が準備されていまして、
ひととおり車体周りの点検が終わった後に
騒音検査になりました。

予想外です。 まずいです。 近接排気音なので
5000rpmまでまわせと言われて正直あせりました。

アイドリングで音量を抑えられてもさすがに回すと
規制値を超えてしまいそうなサイレンサーでしたので。
実際超えてしまって要整備となりハンコをもらえませんでした。

なぜ急に測定を始めたのか聞くとどうやら7月からの
騒音規制のカラミで全車測定するとなったみたいです。

これから出る新車に関してはその規制値をクリアしてないと
車検に通らないみたいで外車も例外ではないそうです。
アフターパーツメーカーのマフラーに対しても
純正とほぼ同じレベルの排気音にしないとダメとのことで
改造を楽しみにしている人たちにとっては辛い時代に
なっていくみたいです。

でも今までなんにもやってこなかったのに突然
はじめるのはどうなんだろ。
もういっそのことあいまいな判断基準はなくして
すべて数値で車検の合否を決めてくれー
と言いたかったけれど、それはそれで融通が利かないのも
まずいので悩むところです。

自分も横浜なら大丈夫だという甘えがあったので
自分を正当化することはできないです。
ずるい自分を見た気がしましたので、ちょっと反省です。

そのほかいろいろ手直しが出てしまい、店と車検場を3往復した挙句
その日に車検証をもらえず仕切りなおしになりました。

ま、制度をなめてた罰として考えを改めてこれからは車検に望みましょう。

マフラーを選ぶのも大変な時代になりそうです。

今週も車検場に行くので経験を生かしたいと思います。
前向きにね!



2007年5月21日(月)
久々に食べました

先日テレビを見ていたら吉野家の特集をやっていました。

吉野家って一度破綻してたんですよね。
すっかり忘れてました。

再建はかなり難しいだろうと当時は見られていましたが、
見事復活してくれました。
しかも建て直しの速さは今まで企業では無いほどの速さで進んだそうです。

わずか5年で負債を全部返済し黒字転換しました。

その後は右肩上がりの成長を続けて現在に至りますが、
再建中に学んだことがその後の経営にとても役立ったそうです。

自分たちは何を提供していくのか良く考えて行動した結果、
とにかく誠実に自分たちの仕事に誇りを持ってお客様に
対応して行こうと思ったそうです。

その考えを貫く為に吉野家は一時牛丼の販売をやめてしまう事に
までなってしまいました。
BSE問題でアメリカ産牛肉の調達ができなくなったからですが
何もそこまでしなくてもオージービーフでもいいんじゃないかと
自分は思っていました。

でも吉野家が考える商品はアメリカ産で無いと実現しないと結論づけて
それがかなわないのなら販売すらやめてしまうという
徹底振りでした。

いろいろ世間では言われてましたが販売をやめてでも守ろうとしたものは
ブランドだけじゃなくてやはり信頼も重視してたからだと思います。

雪印や最近では不二家の問題が取り上げられたときに
やっぱりお客様に対する考え方がおろそかになっていたんじゃないか
と思いました。
お客さまあっての商売だと考えれば安全性を一番に考えるべきでしょう。

信頼を築き上げるのはとても大変ですが、失うのは一瞬です。
吉野家のとった行動は利益よりも企業としての信頼を取った
勇気ある判断におもえます。

まだ牛丼もほぼ復活、で完全ではありません(昼から夜12時まで)
が50円引きの最終日にそんなテレビを見たので無性に食べたくなり
大盛りつゆだくをいただきました。

相変わらずうまくて、早くて、安くて満足でした。

安いなー自分。

2007年5月11日(金)
ちょっと気持ちが良かったこと。

ゴールデンウィーク前に書き込んでから、
ちょっと間が空きましたが、部品の納入が
止まっていたことと、修理車の作業を進める
チャンスだったので、そっちに集中してました。

あまり進行具合は良くなかったのですが、
納得できる仕事はできたと思います。

理想はクオリティの高い仕事と作業スピードの
両立ですが、それをやろうとするとついていけなく
なるのはよく分かっているので、

やはり確認作業に時間を使って
なるべく良い状態でお客さんに車両を
お渡しできるようにしたほうがお客さんにとっても
作業をしている自分にとっても、あとで良い
気持ちでバイクに接していけると思いますので、

これからも丁寧な作業を心がけて、かつ
なるべくお待たせしないようにバランスをとりながら
お客さんへのサービス向上を心がけて行きたい
と思います。

ここ最近古い車両の整備が続いてまして、
GPz400Fだとか、XL250R、ちょっと前は
べスパの150、Z2なんかも預かってました。

古い車両は構造的に単純なものが多いので
修理そのものは昔ながらの方法で基礎的な
知識で対応できますから手間をちょっと
かけてやれば大体修理できますので心配は
無いというのが自分の考えなのですが、

いかんせん部品の交換が必要になった場合だけは
いろいろな人づてを利用しないと対応が難しく
修理は簡単なんだけど部品が無いというのが
一番困ります。

いつも仕入れている部品屋さんに聞いたんですが
いまはホンダもヤマハも部品の整理に
相当力を入れているらしく古い在庫のパーツ
が出にくくなってるとのことでした。

在庫なんだからすぐに出るんじゃないのと聞いて
みたら端末上残っていても実際の在庫と
照らし合わせてからの確定となるので
すぐ入荷というわけでは無いそうです。

予定どうりなら今日入るのにおかしいな?
と思って部品屋さんに確認してみると
大体が発送待ちになっていて、予定より
4日ぐらい遅れてしまうことがありました。

こうなると納車の予定も立てられず、
修理車のストックが増えてしまうことに
なってしまいます。すみません、、、。

これは文句を言っても仕方が無いので
ちゃんと私がお客さんにも余裕を持って
説明しておけばよいことなので今はなるべく
余裕を持ってスケジュールをお伝えしています。

件のXL250Rですが足回りおよび、シートの
張替えなどの作業依頼がありました。
古い車両なので(81〜83年ごろ)やはり
パーツの供給状態は良くありませんでした。

そこでスプロケやブレーキシューなど
流用のきく部品は他機種のものを探して
何とか代用しました。
オオツカさん情報ありがとうございました。

メーターに関してはメーカー在庫残り一個で
もうこれを逃したら純正のオリジナルは
手に入らないので(再生産の予定は絶対無い
といわれてしまいました)

お客さんも値段のことは気にしてましたが
決意して交換に踏み切るなどの冒険もありました。

しかしシートレザーだけは純正はシートアセンブリー
しか設定が無く、部品ももちろん在庫はゼロですから、
張替えしかありません。
そこでいつもシートレザーでお世話になっている
業者さんに手配をかけて車体番号と車名、年式など
伝えて納品を待ちました。

長い付き合いなのでいつもどうりの発注方法で
間違いは無かったのですが、どうも届いたものが
形が違います。

この年式のXLにはもう一つパリダカール仕様
というものが有りましてビッグタンクを装備した
車両が存在しています。
もしかしてこっちが届いちゃったのかと思って
確認したんですが、製作元はそれで間違いないと
回答が帰ってきたのでもう一度確かめましたが

どうやってもぴったり張れないのでやはりこれはおかしいと
判断して会わない部分を説明したのですが
言葉で伝えるのはちょっと難しくて画像でないと
伝わらないようでしたので、カメラで写真を撮って

それをメールで送って判断してもらおうと思いました。
正解でした。
画像を見れば一発だったようですぐに画像のシートに合わせた
レザーを製作してもらいました。

基本的にシートベースがあれば製作は可能ですので
シートの補修でお困りの際はまずはごそうだんください。

今回のことはお互い付き合いが長いせいで生じた
馴れ合いの部分も作用してちょっと勘違いすると
ウチは間違っていないよ、とお互いに非をすぐに認めないで
いる状態になりかねませんでした。

どちらもプライドを持って商売してますので自分の言ってることは
間違ってないことを前提で交渉はしますからね。
最近感じるのは自分の利益だけを考えて商売してるから
お得意様に対しても強気に出てしまうことが
ある業者が目に付きます。

確かにここで引いたらつけこまれると思うのかも
しれませんが、それでも相手との信頼関係を
考えて一歩引くことが必要なことも有るのではないかと
思います。

今回のことはお互いに言うべきことは言い、
自分の非を認めることがお互いの相互理解の中で
確認できたことがかなり気持ちよかったのです。、
それが業者間での事でしたので特にそう感じました。

フォローも早くて次の日には届きましたので
その辺も気持ちよく取引できたなーと感じたところでした。

私もお客さんに対して誠実に、そして自分のミスは
素直に認められるようにありたいと思います。


2007年4月27日(金)
世間はG,Wに入りますが、、、

世間ではゴールデンウィークに入りますが、
当店はあまり関係なさそうです。

というか、修理車を出していかないとお待ちのお客さんまで
たどり着かないので、できる限り作業をして
お待たせしている方に早めに連絡を入れられるように
がんばりたいと思います。

しかしいかんせん部品が入ってこなくなるので
純正部品による修理については何処かで限界が
くるでしょうからそのときが早く来れば、休みを取るかもしれません。

休みの予定が決まりましたらトップページに
掲示しておきます。

ところで皆さんは電気関係の修理に対してどこまで
が修理の範囲だと思いますか?
配線が切れたからハンダでつけた、電球が切れたから
交換した、普通はいいとここんなところでしょうか?

あとはよく分からないからバイク屋さんにお任せしている
方がほとんどでしょうか。
その修理も大体部品交換が一般的でしょうし、
バイク屋さんがやることはその交換すれば直るかもしれない部分を
確実に判断すればほとんど終わりです。

こんな感じになるのはやっぱりお客さんとお店の都合を
考えると当然です。

お客さんはなるべく早く、かつ安く直して欲しいし、
お店側は要望にこたえて納期と手間と利益を考えて
その修理には、部品交換が一番早くて実際手間をかけて修理しても、
その時間をかけるなら別の車両も修理できるな、と考えれば
やはり交換しちゃうことが一番多くなるのではないでしょうか?

なぜこんな話をしたかというと、先日電装品の
卸業者が尋ねてきてセールスバンにいろいろ積んであるので
まあ見てくださいと言うので、覗いてみたところ
ほぼ一式そろうぐらいは在庫しているようで
ギボシ端子やコネクター、リード線、、工具など

電気修理に必要なものはほんとにそろっていましたので
これは便利かもしれないと思って、ちょうど電飾やオーディオ
取り付けの仕事が続いて端子類も減っていたので
買い足しておきました。

話を聞いていると今はあまり修理工場などとの取引は
かなり減ったとのこと。
今は板金工場やウチみたいな修理中心の小さいところが
取引相手になっているといってました。

理由は最初に書いたように基本的に部品交換が
修理の方法になっているので手間をかけてまで
付いている部品を生かして修理するところが
減っているからだとのこと。

それを踏まえたうえで、セールスマンが質問をぶつけてきました。
これは何でしょう?とおもむろに小さい金色のつぶつぶ
を取り出して私に見せました。
見てすぐにウィンカーの電球が収まるところの端子ですね
と私が答えたところ、ちょっとびっくりしたような顔をして
よく分かりましたねーじゃあこれは?と次に出したのは

ヘッドライトのバルブに付くコネクターの中の端子でしたから
そのように答えると最近はなかなか即答で返事がくることは無かったので
びっくりしましたとのこと。
いつも当たり前のようにスイッチやコネクター、電装品などを分解して
修理できるところは直していたので自分としては普通だったんですけどね。

どうにも性分で、もしかしたら直せるかもしれないと考え、とりあえずばらしてきたんで
およそ分解しないような部品までばらして修理してました。
それが上の写真です。

なんだとおもいますか?
ブレーキスイッチです。移っている手との対比でどんな大きさか
分かると思います。これを直すのもどうかと思いますがばらしていつも思うのは
日本の工業製品はすごいなーということです。

これだけ細かい部品でも必要な強度と精度がしっかり出ていて
接触端子部分だけ磨いてやったらちゃんと使えるようになりました。
私だけかもしれませんが中の部品の動きはすごいと思いますよ。
動き方を見せられないのが残念です。

下の写真はセルスイッチの分解したところですがここがだめになるのは
大体端子部分の腐食であることが多いのでやはり磨けばまた使えるようになります。
スイッチボックス丸ごと変えるよりは安く済むと思ってまずは
ここから手をつけています。

私の師匠には部品交換屋になるな、修理屋さんになれよといつも言われてました。
まず何でも疑ってかかれ、でも要点は絞っておけ、そうすればなにかが
必ず見えてくるもんだ、と教わりました。

その言葉は今でも常に頭の中で一番手においてあります。
永いこと機械修理をしてきましたがやはり機械に対する興味や疑問などが
常にあることがこの仕事をやっている動機になっています。
正直今でも機械いじりは大好きですし全然興味が薄れることも無いと思います。

お客さんと話していても自分とは違う人間ですから
出てくる話や体験などは自分にとってほんとに貴重な
体験になっています。

修理に対するスタンスと同じに疑ってかかるわけではありませんが
お客様一人ひとりと、修理車に対するように興味を持って接していけたら
楽しくお付き合いしていけると思います。

ですのでどんなお話でも遠慮せずに聞かせてくれたらと思います。
本人はいたって楽しく聞かせてもらってますので。

それでは。






2007年4月24日(火)
自分のバイクの状態は?

4月に入ってから、修理車のストックが
なかなか減りません。

トップにも書いている通り修理車を1台ずつ
押し出しながら作業している状態なので
直接来てくださったお客様の中には
日を改めて来ていただいたりしている状態です。

一人ですべてをまわすことがこんなに大変だったとは
改めて実感しています。
もちろんうれしいことなのですが、自分のふがいなさも同時に
感じています。

ただ修理させていただく以上はしっかりと整備して
安心して乗っていただきたいので納期には時間を
いただくことが多くなりがちですが、その分確実な
作業を志しておりますのでご理解をお願いいたします。

最近訪れていただく方が増えるにしたがって
ちょっと問題が出てきました。
看板が目立たなくて店を通り過ぎてしまうそうです。
ちょっと引っ込んだところに看板があるので

道沿いに、立て看板を立てて目立つように
対策したいと思います。
これもお客様が増えてきたおかげだと思って
早く対応したいと思います。

前置きが長くなりましたが、タイトルの内容
に移りたいと思います。

最近預かった修理車でホンダのCB400SFを
立て続けに整備させていただいたのですが、
一方はヤフオクでゲットされた車両、
一方は中古車で買われて、半年ほど
乗らなかった車両でした。

両車共原因は違いますがエンジン不動で
お預かりした車両で結果的にはキャブの
オーバーホールが中心となる整備で調子を
取り戻したのですが、トップページに載って
いるほうの車両は燃費もものすごく悪い
状態でした。

およそCBでは考えられない数値でしたので
なにか問題はあるとは思っていましたが
私はなにか整備をしようとする前に十分に
その部品なり車両なりを観察するところから
はじめます。

なにかおかしい車両や部品は、なんとなく雰囲気
というか、そういうものをかもし出すので
キャブをオーバーホールする前によく観察しました。
自分が感じた違和感は車載状態でチョークレバーを
引いた瞬間でした。

ケーブルを引っ張る抵抗が無かったのです。
もともとキャブそのものは外すつもりだったので
外して本体を見てみたらチョークプランジャー
を引っ張るステーがありえない曲がり方をしていました。

どうしてこんな風に曲がっていたのかは分かりませんが
いずれにしろこの部分の曲がりでチョークレバーが
引っ張りっぱなしになっていた為燃費の悪さに
繋がったのではないか。

走行距離は大分走っていたので何回オーナーが
変わったか定かではありませんが、たぶんなにか整備等を
してるうちに曲がってしまったのでしょう。

修理をしているといろいろな状態の車両を見ますが
特に個人売買の場合は以前のオーナーが不具合だと
思っていないで現状優先で渡してしまうことが良くあるので
こういうことが起こりがちです。

中にはほんとに自覚が無くて、そのまま譲る方もいる
みたいですが、悪いことを考えて遠方だから適当な情報で
でいいやと、送りつけて後は知らないよ、という目に逢った方も
たくさん当店にいらっしゃいます。

趣味性の強い乗り物でこれをやられると
とても悲しくなりますよね。
車両を譲る人譲り受ける人との間で一種の
共感というかそういうものも個人売買の
醍醐味だと思うので、なんか裏切られたというか
、、、。

そういうことも含めてよく履歴の分からない
車両については1度点検に出すのも良いかと思います。
一度リセットしてあげると車両の現状も見えてきますし、
今後どのようなトラブルが出てくるかの
予想も立てられますから。

2枚目の写真は次に預かったCB400SFverSの
ラジエターサブタンクの中に入っていた
冷却水の状態です。

どうですか?すでに白濁していますよね。
ずいぶんと交換していなかったようでサブタンクの
冷却水はひどい状態でした。こうなってしまうと
本来の冷却水の性能は当然出せません。

冷却水の仕事はエンジンの冷却はもちろんですが
ウォータージャケット内のサビ止め効果も併せ持っています。
これだけ白濁しているということはかなりの年月交換していないのと
たぶんサブタンクに水道水を継ぎ足し続けていたのでしょう。

どんどん冷却水の濃度が下がっていって
サビ止め効果が無くなりジャケット内のアルミのサビが
サブタンク内に濃縮されていったのでしょう。

お客さんに説明して交換を勧めたところGOサインが
出ましたので作業したところ案の定エンジン本体から出てきた
冷却水にはほぼ色が付いていない状態でした。
水道水状態だったんです。

こうなっているとエンジン内の洗浄をしたほうが無難なので
時間をかけてジャケット内を綺麗にフラッシングしてあげてからの
交換となりました。もちろんサブタンク内も洗浄してあります。

実は一台目のCBもラジエター液は同じような状態でした。
他の状態を取った写真もありますがスペースの都合
で別ページに乗せたいと思います。

こういった状態の車両は結構あると思います。
たまたま2台続けてこういった状態だったので
報告がてら日記に書きました。
verSのUさん!
拡大写真を見てどうですか?
けっこうきてるでしょ?

これから暑くなっていきます。
水冷車にお乗りの方はオイルと冷却水を、
空冷、油冷車の方はオイルに気をつけてあげましょう。

報告したい事例がまだまだありますので
少しでも皆さんのお役に立てばと思います。

感想お待ちしております。




2007年4月16日(月)
お久しぶりです。

大分間が開いてしまいました。

うれしい悲鳴というか、やはり暖かくなって
バイクに乗り出す人が増えたのでしょう、
修理依頼が突然増えてしまい、引き上げや
納車、登録作業などで日記の更新が
できなくなってしまいました。

ただいま作業場もいっぱいで新規で
預かることが難しい状態になっています。
一台納車すると次の車両を引き上げて
また仕上げて収めるとまた次の、、、

という感じですので修理ご依頼の際は
電話でもメールでも一度状況を確認されて
から持ち込まれるとスムーズに車両を
預かれると思います。

先週も連絡なしでご依頼に来られた方が
何人かいまして、そのときはたまたま納車
直後で預かれたのですが、そのつぎの方は
乗って帰ることはできましたので改めて
いらしていただくことになってしまいました。

遠くからいらしていただいて、また日を改めて
となってしまうのは申し訳ないので、できれば
ご連絡いただきたいと思います。

来ていただく方々皆さんに日記を読んでみて
私という人間に興味を持ったので来店しました
とか言われると、とても恥ずかしくもあり、
ありがたいなとも感じます。

当初日記を書き始めたころは、私の書く
文章などダレも読まないだろうし、
書いてあってもまあホームページの中の
1ページ、ましてや個人の感じていること
を書き連ねるだけなので他人の興味を
引くようなことを考えて書いていたわけでは
無いのでとても意外です。

そんなこともありちょっとは書く内容を
吟味するようにしてみたのですが
文字の羅列では伝えきれないことが多々あるなと
書いていて思うことがあります。
文章のつたなさや、表現力の無さなど
見ている人に伝わっているかなどです。

そんなに意識しないで書けばいいんでしょうけど、
やはり自分が書いた内容で正確に情報が伝わらない事で
誤解が生じたりすることもあると思うので
その辺は気にしていこうと思います。

受けとり方は人それぞれだと思いますので、
是非ご指摘等ありましたらよろしくお願いいたします。
参考にいたしますので。

長くなりましたが、本題に。
長崎の自転車屋さんのことをやっていまして、
リヤカーを作っているのですがそこの店主さんが
作っているのは軽くて頑丈という相反する性能を
両立させている製品でした。

素材を探して行き着いた結果は相場よりも
若干高いものになりましたが、軽さが自慢の
製品ですから、今までのリヤカーのイメージを
変えることができ、個人のユーザーさんに
受け入れられて個人商店ながら、独自性を
アピールしてそこそこ台数は出ているとの事でした。

すべて手作りの為、生産数は1日1台が限度とのことで
効率はあまり良くないそうです。
ましてや製造だけしているわけにもいかないですよね。
営業にも出なくてはならないので一日中作業してられない
所などはどこも同じだなと感じました。

営業先でその店主が見たものは、自分が作っている
リヤカーとそっくりの中国製の製品でした。
値段はさすがに中国製で半値ぐらいでした。
あえてそのお店に営業に入って自分の製品の良さを
アピールして1台でも置いて貰おうとがんばっていましたが、
やはり価格の差は厳しく結局契約にはいたりませんでしたが
商店の主人が最後にアドバイスしていたのが

『日本製であることをアピール出来ればまた違うのではないか』

製品の良し悪しは使わなくては分からないが
お客さんの側が選択する部分を増やすことで
お客さんが納得して買うことができるのだと。

お客様の側に立てば、値段で選ぶ人は製造国や
品質より値段を優先しているからそっちをえらぶ
のでしょうけど、やはり妥協できないぐらい品質が悪ければ
その時点で製造国やブランドなどに目が行くでしょうから
そのときがどこどこ製であることのアピールチャンスに
繋がりますよと。

付加価値ということですね。
同じものですがこういう価値も付いてますよと
言うことですね。

話が長くなりましたが、結局その自転車屋の主人は
いろいろあってメイドイン長崎とリヤカーに
刻むことで差別化とブランドを追加したそうです。

このあたりの話はまた次回に書きたいと思います。

私自身も私のお店がお客様から付加価値のある
(修理の技術であったり、お客様が気持ちよく
バイクに乗れるようにサポートできる)
お店だと思われるようにお客様に接していきたいと思います。

2007年3月31日(土)
見ごろになりました!

前回に引き続き桜の報告をしたいと思いますが、
きょうは他にも書きたいことが重なってしまいました。

とりあえず桜から。
見ごろです!一言です。日本人に生まれてよかったなーと
思いました。見事に咲き誇ってます。

前回の日記から4日ですが写真を見比べてください。
すごいですよね。あっという間です。変化の度合いが
一日でこんなにもあるのかと、意識して観察していると
よく分かりますね。

今年はうまく土日に桜のピークが重なっているので
千本桜の人出はすごかったですよ。
おかげで少し店に出るのが遅れてしまいました。
皆さん感動しているようでして、止まって写真を撮っていると
あちこちから、綺麗だねー、今年は得した気分だねー、と
感想が聞こえてきました。

やっぱりみんなそういう風に感じてるんですね。
厚木基地では今日明日と桜祭りをやってますし
この週末はどこもかなり混むと予想されますが
是非季節を肌で感じて楽しんで欲しいと思います。

とここまでは良かった話で気分も良いのですが
今は選挙の真っ最中ですね。いましたよ選挙カーが!
しかも人出を狙ってか千本桜の川沿いに!
もうその瞬間に興ざめでした。

ハーッと思わずため息をついちゃいました。
ため息は不幸を呼び込むので意識して
ここしばらくついたことなんてなかったんですけどね。
だめでした。

素直な気持ちで自然に触れていて、みんな楽しく
やっているところに、それはないだろーって感じです。
確かに人は集まってるかもしれないけどそこに
宣伝車で乗り付けて選挙のアピールしても大半の人は
嫌な気分になるんじゃないかなー。

その場の雰囲気というかTPOを考えた活動を
して欲しいなと思いました。
選挙も大事ですけど桜満開なんですからちょっとねえ。

2枚目の写真は自宅近所のしだれ桜ですが
毎年毎年見事に咲くなあと思っていたので
載っけて見ました。
じかに見たら感動しますよ。ほんとに見事です。

名所といわれるところはたくさんありますが
結構近所にもすばらしい木があります。
たくさん本数が咲いているのも良いですが、
一本でも存在感の有る桜もすばらしいなと思います。

その一本でも存在感の、、、というくだりにつながる話も
書きたかったのですがそれは次回に書きたいと思います。
見た人もいるかもしれませんが、リヤカー製造している
自転車屋さんの話です。

自分に重ねあわせられる部分があったので
近いうちに書きたいと思っています。

今日明日が神奈川県の桜のピークでしょうから
皆さん店主の分も楽しんできてください。
よろしくです。








2007年3月27日(火)
春です! 我らの季節です。

今日は近所の名所について書きたいと思います。

店に向かう通勤路には桜並木があります。
これは川沿いにずーっと続いているのですが
満開になるととてもすばらしい景色になります。

冬の間は殺風景な景色でいかにも冬だなーと
感じさせるさびしい景色なのですが、
3月も半ばを過ぎると桜のつぼみが増えてきて
去年見た桜の姿を想像させます。

住宅街と川を挟んで桜並木のトンネルになっていまして、
桜が満開になるとピンク色のトンネルになって
空が見えなくなります。

ほんとすごいですよ!
近くには小学校もあるので入学式のときは新入生にとって
とても印象的な入学式になるんじゃないかなと思います。

私の卒業した小学校も桜のたくさんある学校でしたので
春のイメージはどうしても桜につながりますね。
日本人のほとんどの人は桜イコール春とイメージを
結びつけるだろうと思いますが、外国人には桜の開花宣言に

右往左往する日本人の姿がとても不思議に映るそうです。
TV局の業務命令で取材に来ている外国人記者たちは
桜の開花宣言が取材対象になることが理解できないといってました。

個人的な意見としてコメントしたんでしょうけど、でもそれは
国民性なんだからその国の文化や生活習慣をメディアは
そのまま伝えればいいと思うのですけどね。

話を戻しますが、ま、満開になると素ですばらしいなーと思える
風景ですので是非一度見ていただきたいと思います。
最寄り駅は小田急桜ヶ丘駅になります。
駅で千本桜はどこですか?と聞けば分かると思います。

今日載せた写真は昨日のものですが、今日見てきたら
もう1、2部咲きぐらいになってましたので、1週間くらいで満開に
なると思います。
気の早い方々はもう花見に繰り出してましたので、今週末あたりは
かなり混むんじゃないかなと思います。

自治体の方ものぼりや提灯などで飾り付けをして盛り上げてますから
きっと楽しめると思います。
川沿いですから土手の部分にシートを敷くこともできますので
普通に花見ができます。

毎日通る道なので逐一開花状況を確認できますから、
一番の見ごろになったらまたここに書いておこうと思います。

もう一箇所相模原の陸運事務所に行く道すがらにある公園も、
ものすごくいい風景が見られます。
そこの場合はトンネルじゃなくてまるで屋根のような
状態で咲いています。

外から見るとグラウンドが見えなくて、グラウンドに立つと
空が見えない感じです。コチラは説明が難しいので詳しくは
書きませんが桜の名所は以外と近所にもあると思います。

車やバイクで道を走りながら探してみてください。

春という時期は期間にすると短いですが、四季の中では
一番好きかもしれないですね。

時間の都合が付けばバイク仲間に声をかけて花見に行きたいと思います。
それでは失礼します。


2007年3月24日(土)
久々のヒット!お勧めです。  そしてこれは、、、!?

週末の車検騒動やその後の修理引き上げなどが重なり
書きたいことがいっぱいあるのに手付かずでした。

ずっとページトップに写真が載っていて日記に書くぞと予告
していながら放置されていた、たこ焼きについてメールでの問い合わせが
かなりあったので書いとこうと思います。

現物を目の前で見た人はまずたこ焼きであるとは
思わないみたいです。そのぐらいボリュームがあります。
普通パックに入っている状態でもスキマってありますよね?
無いんですよ。
だって1パックに15個ぎっしり入ってますから。

数が入ってるだけじゃないのでとても食べ応えがあります。
見て分かるとおり表面はぎっしりといろいろなもので敷き詰められています。
まずたこ焼き本体。その上にマヨネーズの層ですが普通にかかっているのではなく
まさに敷き詰めるといった感じのかけ方です。
ほんとにたっぷりとかけます。

その上に刻みねぎ、紅しょうが、天かす、かつおぶしと
乗せていきますがこの量がまた半端無い量です。
さらにとどめにマヨネーズです。
ほんとこれだけで十分おなかいっぱいになります。
で、このたこ焼きのお値段ですがいくらだと思います?

屋台で食べるたこ焼きと比べても断然おいしいし、量もたっぷり食べられます。

なんとこれで600円です。

このお店で一番高いのがこのスペシャルというグレードです。
通常のたこ焼き8個入りのものは、ねぎなどトッピングはありませんが、

300円です。

どうです安いでしょう。価格設定もさることながら味もとてもおいしいのです。
通勤途中にあるお店だったので立ち寄ることも無くいつも通り過ぎていましたが
おなかが空いているときに、家に帰っても誰もいないときがあって、じゃ買ってみるか、
と何の気なしによってみただけなんですけどね。

こういう発見てとてもうれしくないですか?
誰に教えてもらうでもなくたまたま立ち寄ったところが自分のお気に入りになる。
それがおしゃれなお店じゃないところがいかにも自分らしいんですけど。

以前同じような発見があったのはツーリング途中で山の中の定食屋が出していた
モツ煮定食に感動したときと、北海道の牛とろ丼以来かな。
旅先という状況も手伝ってそう感じたのかもしれませんが、とてもおいしかったのを覚えています。

実はこのたこ焼きもうひとつバージョンがあるのですが、なんだとおもいますか?
「あげたこ」という商品があります。
これはたこ焼きをその字のごとく、油で揚げます!
これがまた違う食感が味わえてとてもおいしいのです!

カリカリのたこ焼き是非一度食べてみてもらいたいです。
コチラは8個入りまでしかなく、値段もさすがにスペシャルで450円となりますが
私自身のお勧めはあげたこは通常のほうが食感が直に味わえるのでそちらをお勧めします。
値段は350円になります。
もう病み付きですね!

味のレパートリーもソース、しょうゆ、塩ダレ、ピリ辛、あっさり味など
いろいろありますが私も嫁ももっぱら塩味にはまってます。
意外に合うんですよ。すごくさっぱりしてるのに深みがあるって感じですかね。

自宅ガレージを改造して営業してるので店舗は小さいです。注意してないと
通り過ぎてしまうんじゃないかな。

神奈川に住んでいる人や、大和周辺の人は知ってるかもしれないですね。
FM横浜でも何度も紹介してますが、ラジオで紹介されるとその日はかなり忙しくなるみたいで、
帰りに買っていこうと思ったら、行列作ってたことがありましたから。

断りを入れてないので名前を書いて良いのか判断できないので今度聞いておきます。
お許しが出たら住所と店名を発表しようと思います。
個人的に知りたい人はメールか掲示板に書いてください。
返信しますので。

相当味の組み合わせが楽しめますので、味が気に入れば長い付き合いになるのではないでしょうか?

2枚目の写真はなんでしょう?
取り寄せてくれと、頼まれた新車なのですが
ヒントはフロントブレーキのラジアルマウントキャリパーで
しかもこれがダブルで付いているスクーターです。

おのずと知れますが入庫したらトップページに載せる予定です。
当店では国内4メーカーの新車はもちろん、
輸入車の取り寄せも可能です。協力店さんがかなり大きいところなので
ほぼ何でも取り寄せることが可能です。

なにか欲しい車両、探している車両などありましたらご相談ください。

最後ちょっとだけ宣伝させてもらいました。
ではまた!




2007年3月24日(土)
お勧めです。おいしいよ!   そしてこれha,,,!?
2007年3月17日(土)
準備はOK!、、、のはずが、、、

三月は車検場がパニックになる季節です。

一般の人は車検場に行くことはあまり無いと
思いますのでピンと来ないかも知れませんが、
決算期ということもあり新車、中古車の登録
の為の新規検査、決算期に買った車両のつまり
2月、3月ごろに買った車両の車検時期に重なる為

非常に検査ラインも、登録窓口も込み合います。
いつも混んでいる横浜陸自は言うに及ばず
いつも暇そうな湘南陸事や相模陸事まで
ものすごい混み方です。

車検ラインが混んでいるということはその前段階の
予約を入れるところから混雑しているということです。
予約はテレホンサービスで自動受付しているのですが
普段だと午前中の1ラウンド2ラウンドあたりは
割と早く埋まってしまうのですが、この時期は3ラウンド
あたりでも3日前だとほぼ全滅です。

今回の車検予約は急遽決まったものなのですが
それでも引き上げが決まって先に予約を入れておこうと
湘南陸事に月曜日に予約電話をしてみると翌日全滅、水曜日全滅、
木曜日、かろうじて4ラウンドはOK、金曜日は3ラウンドOK
という結果でしたが、驚くべきはいつも暇そうな相模陸事まで
同じような結果でした。金曜日の最終4ラウンドのみ
取れる状況でした。

横浜は月曜日の時点で金曜日まで全滅でした。

以前は午前、午後と2つに分かれていた時間割でしたが
1,2年前に4ラウンド制になったのでちょっと予約が取りずらく
なりました。
細かくなった分時間の都合を合わせるのが
大変になったので先にどんどん予約だけ入れておく人が増えた
みたいで午前中の2ラウンドはいつも埋まっている状況です。

そんなこともあり、何とか納車予定前日の金曜日の3ラウンドで
車検に行けることになりました。
予約が取れたので先に車検整備をしておけば後はラインを通すだけ
ですから準備時間もたくさんあるのでしっかり整備できるぞ
と余裕を持って作業してました。

実際いろいろやるところがありましたがじっくり作業できたので
安心しきっていました。
やったことは前後タイヤ交換(後輪はカーカスが出ていて非常にまずい状態!)
リアパッド交換、キャブオーバーホール、
プラグ交換、ステムベアリング交換、オイル、フィルター交換、
交換部分はそんなところで、あとは車体周りの整備でワイヤー類のグリスアップ、
各部増し締め、各部のがたや変形の点検、操作具合の点検など、
しっかり整備する内容でやらせていただきました。

車検が切れて半年放置してあったことと、35000キロの走行ということもあり
しっかり丁寧に整備しました。

そこまでやって車検のラインに通す為に必要な外観検査用の点検をしましたが、
ウィンカー点灯、ブレーキランプの点灯、リフレクターの有無、
ヘッドライトのハイロー切り替え、ホーン点検、
問題なしでしたので翌日のライン持込の為店の一番手前に置いて
出しやすい状態にして帰りました。

翌日さあ軽トラに積もうとエンジンをかけ、念のためもう一度灯火類のチェックだと
各部を点灯させていくとテールランプが付きません。

なんで?昨日は正常だったのに、、、。
玉切れだろうとソケットを取り出すと手元にソケットとバルブが、、、、
出てきちゃいましたー!配線がハンダごと取れちゃってます!

まじですかー!仕方が無いのでカウルを外して配線を引き出してハンダ付けです。
しかし工具は店の奥。引っ張り出すのに一苦労して時間を消費。ばらしてハンダで
配線修理いつもの調子でやればものの5分程度の作業ですがあせっていると
なかなかうまくいかないもので時間がかかってしまいました。

それもそのはず車両の整備は万端と店に出てくる前に部品を取りに行ったり
していたため時間の余裕は走行時間だけしか計算していなかったので、
5分、10分でもかなりきついロスタイムでした。
迫る時間に追い立てられていつもの調子では進まずかなりあせりました。

さあ出発だと時間を見るともう1時!まずい3ラウンド始まった、、、。
3ラウンド中に受付できないと受け付けの人によってははじかれてしまうこともあるので
時間との戦いでした。いつもの横浜なら40分ですが、今日は湘南。
まずい、、、渋滞したら絶対まにあわねー。祈りつつ走りましたがルートは129を使うので
その手前の相模大橋さえつまってなければなんとか
受付は間に合うだろうと走りましたが結果は、、、間に合いました!

以外に流れてくれて1時50分について、なんとライトテストも一発でしたので
3ラウンド中に終わってしまいました。
なんかどっと疲れました。
でもこれでお客さんに予定通りお渡しできるので一安心です。ふー、、、。

まあいろいろありましたがやはり車両整備は何が起こるかわからないので時間的余裕を
許せる範囲内で取りしっかり丁寧に見ることが大切だと改めて感じました。
でもこんな突然のトラブルを多くのメカニックはそんなに厄介だとは思ってないんじゃないかと思います。
むしろ楽しんでしまうところがあるんじゃないかなと。

もちろんお客様の命にかかわるようなトラブルでそんなことを思う人はいないでしょうが、後になって
アーそういえばあの時突然あのトラブルがあったなー。でも何とかしたんだよな。
そういうところにやりがいを感じているメカは、自分も含めて自己満足と思われるかもしれませんが
結構いるのではないかと。

そうでなきゃ修理屋なんてやってないですよね。何を言いたいのかというとお客さんもトラブルを
もっと楽しんでも良いんじゃないかとおもうんです。
バイクは趣味性の強いものですから全部店任せにしないでできるところは自分でやってみるということも
もっと自分のバイクに対して愛着がわくと思うんですよね。
もちろん重要なところは専門の店に任せるとしても、もっと色々知ろうと
することが自分の価値を自分で高めていくことにつながるんじゃないかと。

たかが趣味と思わずに物事を見ていくと新たな発見があって面白いと思います。
そういうことも含めて楽しくバイクに乗りましょう!

下の写真はオーバーホール前のブレーキキャリパーです。
いわゆるブレーキのもみ出しをする為にピストンを出していくと
ダストシールが出てきちゃうことがあります。
こうなったら一回ばらしてオーバーホールしたほうが良いでしょう。

シールを再使用するにしてもばらしてきれいにしてから
状態をチェックしてだめなら交換です。
いろいろ原因はありますがピストンを出していって出てきちゃいけないものが
出ているのですからもし自分でやってみてこんな風になって判断できないようなときは
必ず相談してください。

ブレーキは特に重要ですから自分だけで判断しないでまず相談してください。
いつでも質問待っています。






2007年3月11日(日)
久々でした。

昨日は昔からの仲間としばらくぶりに食事会でした。

みんな仕事と子育てでなかなか時間が合わないのでしょっちゅう会うのは難しいのですが、一声かけるとなんだかんだで都合つけてきます。

大分子供が大きくなってきたこともあり、子供にかかりきりじゃなくなってきたことも集合率のアップにつながっているのでしょう。

しかしこどもにとってはいい迷惑かもしれません。
集まる時間はいつも8時過ぎが通常ですので、飲んで食べて話してなんてやってると、家に帰るのは12時過ぎですから。

悪いオトーサン、オカーサン連中です。
夜更かしは
子供の体調にも結構影響するらしいのですが、そりゃ当然ですよね。絶対に昼寝しなきゃ体力もたないような生活リズムなのに12時過ぎに寝て、朝は8時には起こされて保育園や身内に預けられる。ストレスもたまるってもんです。

だから一時期ぜんぜん寝てくれないことがあって、寝ても30分ごとにおきたりしていて我々も寝不足で仕事する日々が続いて身体的に辛いことがありました。

共働きで子供がいる家庭は、どうしても負担が子供にかかってきます。
悪いなーと思いつつも対策は先延ばしになり今まで来てしまいました。

なるべく負担がかからない生活ができるようにがんばるからもうちょっと我慢してね。

しかしこの連中ときたら付き合いは20年を超えていると言うのにまったく
といって良いほど会話の中身が変化の無い集まりで、話すことといったらバイク、スキースノボ、パソコン、ビリヤード、ダイビング、など実に皆多彩な趣味に通じており、その会話のネタも
自分たちが経験したことを話しているのですが、話が一方通行にならずすべてのネタで会話が成り立ってしまうのでたちが悪い。

普通趣味の話に花が咲くのはお互いが共通の趣味のとき盛り上がり
自分だけの趣味のときは報告という感じで聞いているほうも興味が無ければふーん
といった感じにスルーしてしまうのが通常かなと。

お互いが大人の分別を持っているなら、社交辞令的にうなずいたりぐらいはするでしょうが、この人達はそれが無くどんな話題でも広げていってしまいます。

若いころはそれこそ話の終着点は宇宙の話にまでなって、やっと元に戻るといった状況でした。
話のスケールが大きくなってハタと気づくわけです。俺たち何話してんだ、と。

そこまで話のスケールが大きくなる前に今は終わりますが、基本的に話が途切れることなくそれぞれが気持ちよくコミュニケーションを取れる仲でいられるというのは貴重なことだと思います。

先日来ていただいたお客さんとも世代を超えて楽しく会話できたことはとても気持ちが良かったですし、
人間関係が希薄になりがちな現代ですが、これからも濃いい関係が続けられたら良いなと思います。

下のほうの写真は子供用のチームジャケットができたので載せてみました。
ちょっと写真が小さいんですが興味がありましたらよく見てください。ちょっとぼけてますけど。
大人用もありますが、そのうちトップページにでも載せようと思います。

ライダーの方なら気に入ってもらえるカッコいいデザインだと思いますので、ご期待ください!

2007年3月9日(金)
やっと納車です。

先日年末から作っていたジャイロキャノピーの納車をしました。
どうでしょう?

購入された方はドライバー業をなさっているのですが
二輪の免許は持ってなかったので250や400という選択肢は無く
通勤で主に使うとの事で気軽に乗れて、しかもノーヘルOKという
ジャイロのミニカー使用となりました。

同僚の方もジャイロX に乗っていることがきっかけで
三輪ミニカーに興味を持ったそうです。
実際にカスタムしてみて思ったのはノーマルの状態をくずしてしまうと、
2輪車以上に操安性が悪くなってしまう事でした。

後ろにバギータイヤを履かせると確かにかっこよくなりますし、
いかにもミニカー仕様だなーと見えますが、車高がそのままの状態だと
コーナリングのときにリアフェンダーがタイヤに干渉してしまいます。
干渉を防ぐためにはリアサスを延長して車高を上げなくてはなりませんが、
これをやるとまっすぐ走るのが辛くなりかなり不安定な状態になってしまいます。

詳しい説明は長くなるので省略しますが、要するにかなりつんのめった状態になって
しまい、その姿勢はバイクの形をしている乗り物にとっては、皆不安定さにつながる
格好なので普通にまっすぐ走るのが大変になるというわけです。
機会があればそこらへんも書いていきたいとおもいます。

そんなわけで納車前に長距離の試運転をしようとおもい、ジャイロを走らせると
かなりふらふらして怖いの何の、慣れも必要なのでしょうが私もかなりの数の出前キャノピーを
面倒見てきた経緯もあり、それなりに乗るコツは知っていたのですがそれでも乗りにくいと感じました。
試しに車高調整を外してみると、らくに走行できました。

ほんの数センチなんですけど、バランスの乗り物にとっては影響はでかいですね。
対策としてはスクーターなのでフロントの対地キャスターを寝かせる方向で加工するか、リンクをいじって
トレール量を増やすかすると良いのでしょうが、大掛かりになってしまうので後のメニューにフロントディスク化
を予定しているので、そのときに最適な数値になるようにフォークの長さやオフセット量を決めたいと思います。

お客さんはあまりこだわってはいないようでしたが、不安定な要素は排除したほうが楽に乗れると思いますので
フロント周りをやるときはじっくり相談して決めたいと思います。

しかし試乗のときに吹いた突風は怖かった。
飛行場前の道を走っていたのですが、センターラインを割るほどの勢いで風に押されてしまいかなり怖い思いをしました。
面積の多い車両ですので仕方ないのですが、恐ろしかった。

下の写真はなんでしょうか?
これはデジタルメーターを取り付けるにあたって製作したメーターステーです。
一枚板から切り出して作ったものです。
店主は基本的にこういうものを現物あわせで作るのが好きです。無いものは作るこの精神です。

上についてるインジケーターはセキュリティのランプです。
リモコンスターターつきのセキュリティを組んだのでそのランプの取り付け台座にしました。ここにつけたのは収まりが良かったのと
せっかくきれいに塗ったインナーパネルに穴を開けるのが嫌だったからですが、お客さんは全然気にしてない様子で
パネルに穴あけても全然良いですよといわれてしまいました。

複雑な気持ちです。
エンジンもかなりいじっているのでちょっと気がかりですがナラシ期間なので無理はしてないと思いたいです。

修理や、販売以外にもこんな感じのカスタムも受け付けてます。
オールペン、シート張替えなどのイメージチェンジやエンジンO/Hをかねた
ライトチューンも受けますのでお気軽にご相談ください。



2007年3月5日(月)
昨日はあったかでした。あったかくなると、、、

昨日はとても暖かく、この間まで2月だったとは思えない
ぐらいの気温でした。

日曜日ということもあり店の前を通るバイクも非常に多かったです。
いつもなら1台もしくは2台ぐらいが一緒になって走っている程度ですが、
やはりこの陽気と日曜日が重なったせいでしょうか、
複数台でツーリングにでも行くのでしょう。集団が多い日でした。

このぐらいあったかくなると今まで冬眠していたライダーが目を覚まして
表に出てくるようですね。

私のバイクのステージはどうしても早朝の箱根になりますので、12月から3月ぐらいまでは
山の陰になっているところがおっかないので基本的に山へは行きません。
寒さと恐怖と緊張で楽しく走れないのではつまんないのでそうしています。

そのため若いころは冬の間山で走れない代わりにスキーで憂さ晴らしをしていました。
最近は仕事の都合とお金の面と一緒に行く人がいないのでスキーからは遠ざかっていましたが、
先日久々に諏訪方面にスキーに行きました。
滑れるか不安でしたが5年ぶりでもそこそこ滑れたのはちょっと驚きでした。

時間と余裕ができればまた行きたいですね。
http://www.gerendeside.com/begin.html
上のURLは今回のスキーでお世話になった宿泊先のリゾートインラリーのURLです。
とても居心地のいい空間でした。

料金も手ごろでなんと言っても料理がとてもおいしいのです!
最近食べたものの中でもNO,1でした。
子供のいる家族にはとても気配りの行き届いたペンションです。
ぜひ一度ホームページをご覧になってください。

以上はスキーの話ですが、何を言いたかったのかというとあったかくなったなー
→バイクに乗りたいなー→うまいもの食べたいなー→北海道行きたいなー
とあったかくなると毎年思ってます。

写真は北海道、和商市場で食べた海鮮丼です。自分の好きな具を市場を回って乗っけていきます。
ねたは新鮮、種類は豊富でいろいろな味が楽しめますし、
とにかく北海道は食べ物がうまい!野菜も果物も肉も魚もすべてがうまい!
目的は最初は広い大地を走りたくていくのですがいつの間にか目的が
いつも食べることにすり変わってしまいます。

でもやっぱり本土ではありえない下の写真のような風景もとても魅力です。
こういうところを走っているとああ北海道って良いなといつも思います。
今年は無理でも来年か再来年にはまた行きたいですね。

日記を見た方でなにか自分だけの情報があるよという方は掲示板にでも書いていただけるとありがたいです。
参考にさせていただきたいと思います。
よろしくお願いします。

2007年3月2日(金)
電装系は想像力が大事かな。

今日の修理車はマジェスティ125です。
以前にセルスイッチが使えなくなり、スイッチボックスを分解して
接点の修理をした車両でした。
ある程度走ったり、年数がたっているとセルスイッチの接点が焼けて
通電しなくなることがあります。接点がさびて通電しないなどよくあるトラブルです。

以前触ったときは店頭で分解して接点回復して作業は完了していました。
実際接点が焼けていましたし、条件が悪ければこれは電気が流れないなというのは、
見れば分かる状態でした。接点磨いて始動確認してその場は終わりました。

近所の方ということもあり作業工賃はいただかないで様子を見ていただくことにしました。
もしまた症状が出たときにいろいろ作業が追加になったらそのときは修理代金として
いただきますということでその日はお帰りになりました。

修理してしばらくは問題なかったそうで普通に乗っていたとの事でした。
1週間ほどたってご本人さんだけ店頭にいらして、週末乗ろうと思ったらまたセルが効かないというのです。
エンジンがかかれば乗ってくるつもりだったそうでしたが、かからなかったので
会社帰りに相談に来たという事でした。

お客様の都合に合わせて自宅へ引き上げに向かいました。
自宅で立会いしていただきながらいろいろ情報を聞いていくのですが、
特になにが原因でというのは話を聞いてもピンときませんでした。

スクーターの始動方法は、ほとんどの車両はブレーキを握りながらスイッチを押すという作業で
エンジンがかかります。ブレーキをかけるのは飛び出し防止の意味があり、ブレーキランプの配線に
電気が流れないと始動回路にも電気は流れません。
だから通常はまずブレーキランプが付くか確認して故障の判断をします。

しかしブレーキランプは点灯しています。前後とも正常に作動していましたのでブレーキラインによる
故障ではなさそうでした。あとはスターターリレーかとも思いましたが、大体だめになるコイルはバッテリーからの
電気を流すほうが焼けてモーターを回せないというのが通常でセルスイッチを押すと
”かちっ”と作動音はするものですがうんとも寸とも言わないのでリレーを作動させる配線のほうがだめに
なったのかもしれないなーと考えてとりあえず店に引き上げることにしました。

軽トラにつんでサア行くかと思ったのですが、もしかして今やったらかかるんじゃないか?
と試しにセルスイッチを押してみました。

セル回りました、、、。
さっきと違う状況は何だろー。車体の傾き、ハンドルの方向、変化があったのはそこらへんなのでやはり配線かコネクターだなと考え、
店に戻りました。

店で車両を下ろして、ハンドルを左に切ってセルを押すと、、、かかりました。
右に切るとかかりません。徐々に左に切っていくとかかる位置がありました。
そこで写真です。

カウルを外して右スイッチのハーネスをたどっていくと曲がりのきついところがあり、そこを中心にぐりぐりやっていると
ありました!配線が切れてスパークしているところが見えました。
見事に切れてます。

曲がりがきつかったのでハンドルを切ると線がつながり、まっすぐにすると線が離れてしまいセルが回らなかったという事でした。
一本がこんな状態であればまず他の線もダメージを受けているでしょうから、丁寧に一本一本ほぐして点検したところ4本がやばい状態でした。
ずっとバイク屋をやっているとなんとなく状態が頭の中に浮かんできます。故障の状態は車両それぞれで違ってきますが
皆さんも自分のバイクが故障したら状態をよく観察することが
大事だと思います。

故障している今と故障する前は何が違っているのか、違う条件はなにかなど順序だてて考えると結構見えてくるものがあります。
私はバイク屋ですから修理は仕事になりますが、何が原因かを考えることを楽しむところから入っているので
考えることは特に苦になりません。
見えない電気を相手にするのは苦手だという人もいますが基本は一筆書きのようなものなので、
ぜひ機会があればチャレンジしてみてください。

みなさんが何でも分かるようになってしまうと私の仕事が無くなってしまうというのは困りますが、わからないことはどんどん質問してください。
お答えできる範囲で協力いたしますので。

2007年2月28日(水)
すごいスクーターだった、、、。

今日のお客さんはヤマハのジョグでした。
どうやら駆動系の異常らしいです。
エンジンをかけるとそのまま進んでしまいそうになるというので
まず間違いなくクラッチスプリングが折れてしまっているなーと
考えおきゃくさんに説明したところ修理とフロントタイヤの交換となりました。

いつものことなのですが時間があるときはその場で中身をばらして
お客さんにも状態を確認してもらうようにしています。
ばらしてから、ここもだめでしたあそこもだめでしたと
電話で説明するより、納得して修理してもらうことができると思うので
そうしております。

しかしばらしてみたところ嫌な方向に話が進んでしまいました。
まずキックアームが渋くて降りない状態で、駆動系のカバーを外すと
ベルトはひび割れていて、ウェイトローラーは削れてしまい、
もちろんクラッチスプリングは引きちぎれていて、切れた破片で
プーリーのフィンが欠けてしまっていました。

エンジンの異音なども無く割りと普通の車両に見えたので走行距離を
気にしてなかったのですが、あまりにもベルトの状態がひどかったので
オドメーターを見てみたらなんと5万キロも走っていました。

お客さんに今までの修理歴など尋ねてみると、驚いたことに一度もベルトの交換を
していないというのです。ベルトを変えてないということはウェイトローラーも
プーリーも、クラッチシューも変えていないということで、
今まで何のトラブルも無くよく持ったなーという感じです。

さらにミッションオイルも換えていないそうでそれはさすがにまずいだろーということで
その場で換えることにしました。どうしても預けることができないというのでクラッチスプリング破損のまま
乗って帰るというので見てしまった以上最低限のことはしてから渡そうと思い
作業しました。

今までの経験上ありえない車両でした。
大体ベルトがもっても1万5千キロから2万キロぐらいが限界ですし、
プーリーやウェイトローラーも2万ぐらい走れば磨り減ってまともに走行できなくなる車両が多いので。
駆動系をリフレッシュすると50ccのスクーターでもパーツと工賃で2,3万掛かりますから
だからスクーターの大体の乗り換えの時期は2万キロぐらいなんですよね。

それまでにブレーキパッドやタイヤの交換その他のトラブルを考えると2万キロぐらい走ると
トラブルや修理が1順するので乗り換えの時期として皆さん考えるのでしょう。
私のホームページに書いてある、かけるコストの意味は人それぞれ違うということを踏まえると
この車両も乗りかえるか修理するかという岐路に立たされているわけですが、
オーナーさんの判断はあと一年乗れるだけの整備にしてくださいとのことでした。

最低限の修理で最大限乗れる状態にして欲しいということなので、お勧めしたのはベルトの交換とクラッチの修理に
絞りました。今のところエンジンが壊れる気配もなさそうなので走るのに必要な耐久力を考えてそうしましたが、
お客さんはベルトは交換しないで様子を見たいと申されたので、足に使っている車両でそれをやるといつ切れてもおかしくないので
出先で切れる可能性は高いです。ベルトだけは変えてくださいと薦めたのですが結局切れてもしょうがないので自己責任で乗りますとの
お返事になりました。

お客さんがそのつもりで乗るのですから問題はないように思えますが、状態を見てるだけに修理屋としては難しいところです。
果たしてそれがお客さんのためになるのか、もっと強く説明して納得させるべきじゃないのか、ただ単に責任をお客さんにもっていって
逃げ場を作ってるだけじゃないのか、などいろいろ考えました。

自分の仕事に納得するために独立したのだから本来はそういう修理はしないほうが良いのかもしれません。
自分がいてのお客さんなのか、お客さんあっての自分なのか自営業をしてる人は考えることでしょう。
どっちも頭に入れておくことだと思うので、このことを踏まえながらお客さんの要望と安全をうまくバランスさせて営業していこうと思います。


2007年2月26日(月)
外車って、、、

今日は先日入庫した中国製のスクーターについて
書いていきますが、正直がっかりだよといった感じです。

事の発端はうちによく来ていただくお客様の紹介で
友達がヤフーオークションでスクーターを買ったので
乗り出す前に気になるところもあるので整備、点検してくれないか?
ということでした。

当店のポリシーは来るものは拒まず。人間の作ったものはほぼ直せる!
このほぼ、というところが人それぞれ感じるところがあるのでしょうが
はじめましてのページに書いてあるように、コストの問題なんですね。

そのポリシーに従い今回も快く引き受けさせていただいたのですが、
その気持ちを打ち砕くかのような出来事ばかりでした。
まず前後タイヤについて言えば、この車両は125ccなのですが、
リアは130/60-13とかなり太い部類でした。
250cc並みですね。
依頼の中にフロントのタイヤがパンクしているようなので必要なら
交換してくださいとのことでしたので、早速点検するとなんとフロントも
リアと同じ130/60-13というサイズでした。

参りました、、、。通常ハンドリングのことを考えると2輪車の場合
前後が同じ太さというのはあまりよくないものですので、
びっくりしました。走れないことはありませんが性能に関して必要とは思えず
完全に見た目だろうと。

しかもこのサイズBSの1種類しか取り扱いがなく、リアのみの設定ですから
フロントに履かせたときの挙動、排水性、コーナリング特性など考えねばならないことが
いろいろ出てきてしまうので、お客さんに事情を説明して納得してもらいオウンリスクでの
使用としていただきこちらはOKとなりました。
店としては不本意ですが、、、。

さあ次はヘッドライトの上下ができないとのことでその修理に取り掛かろうと
ハンドルカバーとライトカウルを外したところ見たくないものが出てきちゃいました。
国産車を整備してきたものなら目を疑う光景がそこに、、。

線の一本一本がスイッチに向かっています。
コネクターというものがほとんどないのです。
スイッチの形状を見るとどうやらホンダのコピー品のようです。

問題の上下スイッチを見るとコネクターがつながってません!
そりゃ切り替えできないよなーと思い、探せど探せど出てきません。
ヘッドライトのバルブを見てみると裏側をガムテープで固定しています。
もしかして事故車をでっち上げるために配線をわざわざ作り変えて
ロービームだけ付くようにしているのかとも考えました。

いずれにしろこの配線を解析して、すべての機能を使えるようにするには
外装をばらして、一本一本たどっていくしかありません。
この作業をまともにやったらせっかく安く車両を買ったのにあまり意味のない事になりそうだったので
お客様に相談して出品者の方に修理代もしくは、返品できないかの相談をしてからでも作業はできるので
とりあえず手を止めることにしたのですが、出品者は返品は困る、修理代は出すからということで
下がそのときにほんとに車両の状態を出品者が把握してなかったのかもう一度聞いてもらいましたが
まったく見ていないそんな状態だったと走らなかったの一点張りだそうでした。

しかし評価を見てみるとかなりの評価をバイクの出品で取っていましたので
理由としてはあまり納得できるものではありませんでした。

やはり顔が見えないオークションですから、買う側もしっかりその車両について質問をして
質問に正確に答えられないようなら、そういう出品物は避けるのが懸命だと思います。

モラルがなさ過ぎるというか、日本人のいいところである思いやりがほんとにかけているなと思います。
バイクは趣味性が強くクルマと違い雨風にさらされるものですからその車両を欲しがる人というのは
覚悟があって購入しているのでこういう目にあうと、ほんとにショックだと思います。

ヤフーや個人売買で買った車両、ずっと乗っていない車両で少しでも不安を抱えているようであれば
迷わずに相談してください。
できる限りお力になりたいと思います。

2007年2月24日(土)
こだわりをどこに持つか?

今日の写真はトップページにでているR1の
メーター周りをカスタムしたときの写真です。

燃料コントローラーであるI−CONを以前から搭載しておりましたが、
R1は設置の場所が少なくずっとシート下に本体が入った状態で
機能を引き出せている状態ではなかったので、コントロールしやすいところに
引っ張り出して、しかもせっかくきれいなディスプレイが付いているのだから
メーターそばに設置するためにステーの製作などをしました。

スピードメーターのそばに設置するのはかなり大変でした。
ステアリングダンパーはあるし、見やすい位置に取り付けようとすると
ブレーキレバーに干渉したりと、なかなかうまく寸法が出ませんでした。

もともと画面を見ながら操作することを考えて設計はしてないと思うので
液晶画面の視野角の狭さも厄介で、位置を優先すると画面が見えず、
かといって見える位置に持ってくると何処かに干渉するという状況で
苦労しました。

まあ苦労した分うまく仕上がりました。型紙は取ってあるのでI-CONに限らず
なにかメーターやスイッチ類を取り付けるには有効かなと考えています。
うまく仕上げて商品化できるといいなーなどと考えています。
基本的にこういう現物あわせの仕事は結構好きなので、
最終的に凝ったつくりになることが多いのであまり量産には向かないのが欠点です。

物づくりというものはアイデアを具現化する作業だと思います。
どんな簡単なものでも何処かに工夫を取り入れたりすることを
忘れずに常にクリエイティブでありたいと思います。
自己満足といわれればそれまでですが、より良いものを作るうえで必要な動機だと思います。

2007年2月23日(金)
本日納車でした

















今日は雨の中スクーターの納車に行きました。


お客様は普通自動車の免許は持っているものの
原付バイクは初めてということで説明時間を多めにとるためと
店頭から自宅まで乗って帰るのは不安ということで
店頭渡しではなくご自宅への納車となりました。

店で話したときにまるっきり乗ったことがないとの
ことだったので車両の各部の説明から始まり、安全装置の
使い方、走行時の心構えなどを伝えてきました。

お話していて思ったのは、ああ自分にもこういう時期があったなー
いろいろ言われても頭に入らないんだよな、と。

実際に道に出て一緒に走ってあげられれば良いのですが
なかなかそれも難しいのでクルマの免許しかない人は、最初にバイクに乗るときは
想像以上に不安なのだと思います。

まるっきり違う乗り物ですからね。
車の免許を持ってる人が無条件で50ccに乗れる根拠って何なのでしょう?
自分がバイクに乗ってるから感じることなのかもしれませんが
せめて許可制にして、法律でOKでも安全講習会に参加しないと
50ccは乗れませんよとするほうがよい気がします。

お客さんが思い切って買ったバイクが、うまく操作できずに転んだり、事故にあったりするのは
バイク屋としては見てられませんからね。
もう少しバイクに対する社会的扱いが向上してくれればこんな心配も減るのでしょうが、
なかなか理解あるドライバーばかりではないし、ライダーも結構無茶なことする人がいるので
お互い様というところでしょうか。

ホームページに写真を載せますよと言ったら恥ずかしがって顔を隠されてしまいました。
いつか了承がもらえたら公開させて欲しいなーと思います。
よろしくお願いします。
2007年2月21日(水)
本来の仕事は
2007年2月15日(木)
はじめまして
はじめまして。
モトガレージフリーダムの店主で池杉と申します。
珍しい名前なので覚えていただけるとありがたいです。
長いこと雇われの身でバイク屋さんをやってきましたが、
思うところがあり長年の夢であった独立となりました。

なかなか最初の一歩が踏み出せませんでしたが、妻や昔からの仲間の支えもあり開店までこぎつけました。
実際には2006年の9月ごろから店は開けていましたが、
尋ねてくるお客様がみなホームページは作らないの?
と聞いてくるのでいつかはホームページと思っていましたが、
1人だと時間の配分がうまくいかず、手付かずでした。

まあいろいろ理由をつけて逃げていた部分もあったのでしょうが、
先日ちょっとしたことがありそれがきっかけで急に作ってみるかという気になりました。

きっかけは次回にでも書きます。
まだそんなに記事もないので引っ張れるところは引っ張っていこうと思います。

まだ作りはじめなので急にレイアウトが変わったり、更新ページも突然出現すると思いますがご容赦ください。

以後よろしくお願いいたします。